日本における腰痛は、有訴率第一位の症状です。
日本人の8割以上が生涯において腰痛を経験していると言われています。
また、職業病(4日以上休まないといけなかったもの)の6割が腰痛であるとも言われています。
そんな腰痛大国日本、実際、慢性的な腰痛に苦しんでいる方は多いですよね。
自分以外の身の回りにも沢山いらっしゃるかと思います。
さらに慢性腰痛を放っておくと、ぎっくり腰などの急性腰痛に襲われる事もあります。
経験した方は分かると思いますが、これは地獄の苦しみですよね。。。
ぎっくり腰を繰り返す方、慢性的な腰痛がずっと続いている方などは、対処しておく必要があります。
今の痛みももちろん不快でしょうが、歳をとってくると、さらに深刻な痛みにも繋がっていくからです…
ではこの辛い腰痛、その原因は何なのでしょうか。
腰痛で整形外科など受診しますと、「腰椎椎間板ヘルニア」や、「腰部脊柱管狭窄症」などの診断を受けたりします。
ヘルニアにより神経根が圧迫されたり、脊柱管が狭くなって神経を圧迫したりで痛みが出る、というわけです。
しかし、研究結果によれば、腰痛がない群の画像所見をみても、ヘルニアなどの病変が認められた人が何割かいたというのです。
ヘルニアや狭窄症が痛みの原因なら、腰痛がない人に画像病変があるのはおかしいですよね。
実は神経圧迫による症状は、感覚麻痺・運動麻痺であり、痛みは出ないのです。
実際に私が病院にいた頃も、手術をしてヘルニアなどを取り除いても、腰痛や坐骨神経痛が良くならないという例も多く見てきました。
そう、ヘルニアや狭窄症は、痛みの原因ではないのです。
病院での画像所見で、異常なしと言われた人でも、腰が痛い人も多くいることからも明らかですね。
ヘルニアや狭窄症が痛みの原因でないなら、何が原因なのか?
それは、腹筋・背筋・骨盤周りの筋肉など、体幹周囲の筋肉のバランスの崩れから起こるのです。
中でも特に重要なのが、腰椎の前面(お腹の中)に付いている、大腰筋というインナーマッスル(深部の筋肉)。
この筋肉のバランスを整える事が重要です。
大腰筋が内側からしっかり腰椎を支えていることで、腰部の負担は軽くなります。
その他の腹筋・背筋や、お尻の筋肉なども大事なのですが、まずこの大腰筋がしっかりしている事が大事です。
よく病院で指導されたりするのが、腰痛には腹筋を鍛えましょう、というもの。
これは本当に有効なのでしょうか?
実践した経験がある方は分かるかもしれませんが、あまり効果はありません。
それどころか返って腰痛が悪化する人もいます。。。
上記のとおり、最も重要なのは大腰筋の働きが良いこと。
腹筋や背筋など、表層の筋肉は、硬過ぎない方が痛みは出にくいです。
6つに割れた強そうな腹筋を持っている人でも、意外と腰痛があったりするのはこのためです。
要は中と外のバランスが大事なのですね。
むやみに腹筋を鍛えるのは控えた方がいいと思います。
では大腰筋を中心とした筋肉のバランスを整えていこう!となるのですが、そのためにはどうしたらいいのでしょうか。
そもそも筋肉がバランスを崩す原因を考えなくてはなりません。
筋肉は骨格や内臓など、他の器官とも密接に関わり合っています。
特に腰痛の場合は、背骨や骨盤をはじめとする骨格の歪みや、泌尿器・生殖器・腸などの臓器の不調から、体幹周囲の筋肉のバランスが崩れることが多いです。
マッサージなどで筋肉だけに対する対処をしても、あまり良くならないのはそのためです。
筋肉・骨格・内部環境など、トータルで診ていき、そのバランスを整えていく必要があります。
それを可能とさせるのが足つぼ足底板です!
身体の土台である足を整えることで、その上にある骨盤や背骨のバランスを整えます。
骨盤や背骨を直接矯正しても効果はありますが、土台である足元が狂っていると、歩いているだけでまた歪みが復活してしまうのです。
↑足のひずみは全ての不調の原因となります↑
足つぼ足底板は、しっかり土台から身体を整え、履いて歩くことでセルフで日々調整していくことができます。
また、内臓の不調に対しても、足の裏は全身を投影しており、沢山の反射区やツボが存在しているため、足から調整できるのです。
これまた履いて歩くことで、どんどん身体の中からも健康になって行けるというわけですね!
また腰痛はストレスとも関わりがあります。
強いストレスも骨格を歪ませたり、内臓の不調を招いたりします。
ストレスがある時などは、姿勢が悪くなったり、胃潰瘍になったりすることから、骨格や内臓への影響が大きいことがよくわかると思います。
足つぼ足底板を履いて歩くことは、ストレス解消効果大です。
参照リンク:ストレスも解消されるインソール
腰痛解消のため、ストレス解消のため、インソールを使用したウォーキングは習慣的に行うようにしましょう。
またもう一つ腰痛の要因となるのが、運動不足による血行不良があります。
血流が滞ると、痛みを感じさせる発痛物質というものも、滞った状態になります。
発痛物質が滞ったままという事は、痛みが慢性化するということですね。
ウォーキングなどの全身運動で身体を動かし、血流を良くして、発痛物質を流してやらないといけないのです。
これらの目的からも、足つぼ足底板使用のウォーキングは、腰痛解消効果大なのです!
そして普段の生活で注意すべきは、動作の癖などです。
よくとる姿勢や、物を持ち上げる時の姿勢などですが、悪い動きの癖がついていると腰痛再発のきっかけとなります。
当院では、腰痛を出さないための身体の使い方についてもアドバイスさせていただいています。
腰痛に関する理解が深まりましたでしょうか?
辛い腰痛は、普段からケアしていくことで解消され、それによってぎっくり腰などの症状の重症化も防ぐ事が出来ます。
腰痛でお悩みの方はぜひご相談下さい!^^