身体が悪くなった状態というのは、身体が本来のバランスを崩している状態です。
具体的には、
身体の歪み
+
脳や内臓などの内部環境の不調
+
運動不足
これらの要因によって、身体のバランスが崩れた状態になり、辛い慢性症状に繋がってしまうのです。。。
まず不調の原因となる身体の歪みについて。
骨盤や背骨など身体が歪むことで、血液・リンパ・脳脊髄液・経絡などの、身体をめぐる「流れ」が阻害されてしまいます。
川の流れもそうですが、滞りなく流れることで清流は保たれます。
流れが滞れば、その部分は淀んでいきますよね。
人の身体も全く同じ事が言えて、流れが滞ることで筋肉のコリなどが慢性化する原因となるのです。。。
また、神経の伝達も悪くなるため、不眠や冷えといった、自律神経症状にも繋がってきます…
身体を歪ませるのは、普段の姿勢や動作の影響が大きいです。
いつも一方向のみの動作をする、横座りをする、片側に体重をかけて立つ、片側ばかりで食べ物を噛む、といった癖がある方は要注意です。
こういった生活の癖をそのままにしていては、身体も歪んでしまいがち。
普段の生活から、歪みにくい身体使いを身につけていきましょう♪
次に脳や内臓など内部環境の不調について。
脳や内臓が不調を起こすことで、もちろん内部的な症状が出ます。
胃がムカムカする、便秘がする、頻尿、生理痛、動悸がする、物忘れが多い、怒りっぽい、抑うつ気分、等々…
これら直接的な症状はもちろんですが、実は内部環境は、筋肉や骨格とも密接に関わっているのです。
つまり、内部環境の不調が起こることで、肩こりや腰痛、膝痛といった、筋骨格系の症状にも繋がってくるのです。。。
内部直接の不調を改善する+内部由来の筋骨格の症状を改善する、という2つの目的の元、内部環境を調整する必要があります。
これら内部環境の問題は、食生活やストレスから起こっている事がほとんどです。
日本食を中心にバランスよく食べ、偏食をしない事が基本となります。
また、メンタルストレスは活性酸素を発生させ、内臓や脳の機能低下を招きます。
ストレスケアも内部環境のため大切です。
普段の食事や、ストレスを発散させることなどにも気を配っていくことが大事ですね!
先ほど、身体の歪みについてのところで「流れ」について解説しました。
身体の歪みが整えば、それで流れが良くなるかというと、そういうわけではありません。
歪みを整えるのは、いわばパイプの詰まりを取る作業。
うまく流れなくなっている原因を排除するわけですね。
その詰まりが取れた状態にて、流す作業は筋肉の運動(ポンプ作用)で行われます。
つまり、身体の歪みを整え、運動をしない事には、良い流れを作れないのです。
運動不足で血流などの流れが滞り、筋肉のコリなどの症状が慢性化してしまいます。
日々、適度な運動を行う事が大事です。
運動においては、全身運動が有効ですが、やはり一番はウォーキングであると考えています。
自ら動いて、良い流れを作っていきましょう☆
身体が悪くなる原因について、ご理解いただけたでしょうか?
身体のバランスを崩す、主な3つの要因を挙げました。
ここまで読んで頂いて気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、バランスを崩す原因は、ほとんど自らの日常生活の中に潜んでいるのです。
つまり人から施術をしてもらって症状が軽くなっても、自分が生活(動作や姿勢・食生活・運動習慣など)を改めない限り、何度でも症状がぶり返すのです。
本当に根本的解決を望むのであれば、自らが変わり、自分自身の力で治そう、という意識の元、生活を改める必要があります。
当院ではセルフコンディショニングのためのツールの提供と、生活する上でのアドバイスを行っていきます。